移動平均線の概要
移動平均は、時間の経過に伴う平均価格を計算した折れ線グラフです。
その日を含む過去数日(または数週間)の価格が毎日計算されるため、平均が毎日変化するため、移動平均線と呼ばれます。
株価の動きの向かっている方向を理解するための手がかりになります。
過去何日間(または何週間)の平均を取っているので、実際の価格の動きよりも動きは遅くなります。
どこの値を取っているかというと、終値の値です。終値とは、一番最後につけた値段のことです。
ポイント
移動平均線は、日足チャートなら5日線や25日線や75日移動平均線、
週足チャートなら13週移動平均線や26週移動平均線などが多くの人が注目しています。
長期移動平均線を短期移動平均線が下から上に交差することをゴールデンクロスといい、上昇のサインとされています。
ただし、必ずしも有効ではないので、注意が必要です。
計算方は、当日を含めた過去の価格の平均を出します。
例えば、5日移動平均線の場合、
当日終値100円、前日終値110円、2日終値90円、3日終値70円、4日終値120円であれば、98円(100円+110円+90円+70円+120円÷5)になります。
- 5日移動平均線なら、5日間の終値を平均した値を結んだもの
- 25日線なら25日の終値を平均したもの
- 日数が少ないと激しい動き、多いと緩やかな動きの線になる
移動平均線は傾きと順番が重要
みんながよく使っている、5日移動平均線(短期移動平均線)/25日移動平均線(中期移動平均線)/75日移動平均線(長期移動平均線)
基本は5日移動平均線と25日移動平均線の位置関係を見る
赤い線が5日移動平均線 オレンジの線が25日移動平均線
5日線が25日線の上にあるときは、上昇しやすい(ゴールデンクロス中)
その逆の5日線が下25日線が上のデッドクロス中は、下降しやすい
25日線が、上向きは上昇しやすい
その逆、下向きは下降しやすい